退屈について

毎日、基本的に退屈だ。特に平日は会社と家の往復。帰ってきて1人で夕食を食べてYouTubeNetflixで動画を見て、寝るだけの生活。退屈というだけでなく、こんな生活が死ぬまで続くのだとしたら、残りの人生に何か意味があるのだろうかと思うこともある。とはいえ、人生を無意味なものとして過剰に意味付けることも、それ自体無意味だと思う。

本を読むとか映画を見るとか音楽を聴くとか、あるいは、運動するとか、お酒を飲むとか料理をするとか、デートするとか、若いときは楽しかったことが、あるいは、初めの頃は楽しかったことが、年とともに、あるいは、繰り返すうちに、感じられる楽しみが減ってくる。また、その時その時は、それなりに楽しいし、気も紛れるが、結局また退屈な生活に帰って、平日がんばるための気休めに過ぎないのかと思うと、そういった気晴らしも、そういう生活を補完・強化するためのものであって、本当に自分がやるべきことは違うことなんじゃないかと直観している。